タイリクミジンコ14 [学名 : Daphnia similis]
体長:2-2.9mm 性別:メス
大型のミジンコで形が綺麗である。頭部の写真である。濃い緑色の器官が腸。この緑色はこのとき餌にしていたクロレラの色である。腸と複眼の間にある薄い緑色の器官が盲嚢。その下の白い丸と三角の器官は脳である。脳があるから行って驚いてはいけない。
人間にある脳は構造的には洗練されているが、だからといって優秀でない事は遠くの昔に判っている。そんなものは、進化の過程で出来た「種の都合」にすぎない。三角の右にある黒い小さな点が単眼であり、複眼や脳と神経索で繋がっている。左下の透明な袋状のものが心臓である。